-----Breeding brichardi----------------------------
■繁殖時の状況
産卵形態 | 基質産卵(シェルブルーダー) |
水槽 | 60cmレギュラー |
水温 | 25℃ |
水質 | PH7.0、KH・GH不明 |
同居魚 | N.テトラカンサス |
産卵床 | 巻貝(サザエ) |
水換え | 週に2度、1/4ずつ |
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■産卵、孵化
ブリチャージの産卵は容易でした。家に連れてきて3週間というス
ピードでした。水槽に入れてあるレンガの下を掘り返したり、貝に頻繁に出入りするような行動が見られていましたが、その後稚魚がワラワラと出てきたような感じです。しかし、このときの稚魚は2日ほどで消えました(-.-;おそらく混泳させていたN.テトラカンサスが夜中に食べたのだと思います。
1月12日の初産卵を経て、その約3週間後の1月30日、二度の産卵です。この時は前のような失敗がないように、同居していたテトラカンサスは別水槽に移して準備をしていたため、順調に稚魚は成長していきました。
ブリチャージは子育て熱心で有名(?)かと思いますが、捕食抑制がかかり、稚魚を食べるようなことはないようです。卵や稚魚を匂いで記憶し、自分の仔かどうかを判断するという説もあるようです。産卵した貝殻から稚魚が出て行き、遠くへ泳いでいくとすかさず親魚が稚魚を口に含み、元の場所付近までつれて帰る行動が常に見られました。左の写真は、稚魚を吐き出した瞬間です。
ブリチャージの場合は給餌以外はすべて親魚と同居させ、任せても大丈夫かと思います。
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■ヘルパー
ブリチャージならでは(?)の楽しさがやはりヘルパーにあるのではないでしょうか。ヘルパーとは、親魚と同じような役目を果たすブリチャージのことを指します。二回目の産卵時には、ペア以外に2匹のブリチャージがいましたが、親魚の近くに常にそのうちの1匹がいました。観察していると、そのヘルパーは稚魚を咥えて貝殻に戻し、親魚と同じように世話をしていました。ペアもそのヘルパーを受け入れ、攻撃はしないようでした。
うちの水槽ではその後混泳ごちゃ混ぜ水槽にしたせいか、産卵はしなくなりましたが、ずっと増やしていくと長男ブリが次男ブリ達の面倒を見、長男ブリの生んだ仔を三男ブリが世話をするという光景を見ることができたかもしれません。
大家族の微笑ましい水槽を楽しむのも良いかもしれませんね!
新しい発見があり次第、更新いたします。
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